「お菓子と虫歯の関係」について

甘いお菓子を食べると虫歯になりやすい」ということは皆さんもご存知ですよね?

そこで、「お菓子と虫歯」について・・・
例えば、「甘くないお菓子の虫歯リスク」や「甘いけど意外と虫歯リスクは少ないお菓子」など個人的に気になってしまった部分があったので少し調べてみました。

虫歯になりやすいお菓子とは?

基本的に・・・「ケーキなどのお砂糖タップリの甘いお菓子」でも「ポテトチップスのようなショッパイ味とはいえデンプン質を含むお菓子」でも「虫歯リスクがゼロ」というお菓子はザンネンながらありません

ただ「虫歯になりやすいお菓子」と「なりにくいお菓子」というものは確実にあり・・・

まずそもそも「虫歯になる」という状態は、
虫歯菌がお菓子に含まれる糖分を使って酸を作り出し、その酸によって歯のエナメル質が侵食されて溶かしていってしまう」ことを言います。

ですので、お菓子に含まれる成分や特徴の中から「虫歯の原因となる酸をどれだけ作りやすいか?」といったことや「どのぐらい口の中に残ってしまうか?」というところが「虫歯になりやすいお菓子かどうか?」の境目となりますよ。

そして「酸を作り出す強さ」についてですが、これは同じ糖分である「お砂糖」と「デンプン」を比べると、格段にお砂糖の糖分の方が虫歯菌はより酸を大量に作りだしてしまうので、「お砂糖(特に生成された上白糖)によって甘みがつけられたお菓子」は虫歯リスクの高いお菓子となってしまいます。

次の虫歯リスクになりやすいお菓子の特徴である「口の中に残りやすいかどうか?」に関しては、お菓子の代表とも言えるアイスやケーキなどはあまり口に残らない反面、ポテトチップスのようなお菓子はけっこう歯の間に詰まってしまったりすることが多いのでお気をつけ下さいね。

このようなことから、甘くて口に残り続けるお菓子・・・つまりは「キャラメル」や「キャンディ(お砂糖で甘みがつけられてる商品)」は虫歯リスクがモノスゴイ高いお菓子ですので要注意ですよ。

●個別の商品を取り上げてしまうのもなんですが…キャラメルに似ているハイチュウも要注意なお菓子。


それと、大人になると「1日中お菓子が手元にある」という機会は少なくなるでしょうけど、親御さんはお子様に対して「甘いものを与えていれば静かになるからアメを舐めさせている」なんてことはできるだけせず、虫歯リスクのある食べ物は口の中に長いこと入れておかないように「おやつはダラダラと食べさせないで決まった時間に食べさせる」ようにしましょうね。

私も個人的にはチョコレートやビスケットなどが大好きなんですけど、これらのお菓子はもちろん酸を作りだす作用が大きい上に、意外とお茶などで口をゆすいだぐらいでは取り除けないケースが多いんですよね。

なので私はお菓子を食べたらすぐにブラッシング(食後は歯が弱まっているので歯への影響を考えて力は弱めに)をしたり、口腔洗浄器でザッと洗い流してしまうようにしています。



ちなみに「甘い果物による虫歯リスク」も気になるところだと思いますが、果物に含まれる「果糖」は上白糖ほど酸を作り出すことがないだけでなく、繊維が多いので口に残りにくいことを考えると虫歯に関してはそこまでリスクは高くない(もちろんリスクゼロではありませんよ。)のでご安心くださいね。
・・・ただし、酸っぱい果物の「酸」は歯が溶け出す成分ではあるので甘いお菓子と同じように「時間を置かずにダラダラと食べ続ける」のは歯への影響があるので避けたほうが良くて、食後はお水やお茶で口をゆすぐぐらいはしておきましょう。

この記事のまとめ

  • 虫歯は「お砂糖(上白糖)」だけでなく「でんぷん質」によっても引き起こされてしまう
  • 「虫歯になりやすいお菓子」とは「虫歯リスクの高い成分が含まれているのかどうか?」と「口の中に残りやすいのか?」で判断できる
  • キャラメルは「お砂糖+ネバネバして口の中に残る」という一番厄介なお菓子なので注意
  • お菓子もそうですが、意外と「ダラダラと甘いジュースを飲み続ける」のも虫歯リスクがグッと高くなるので「おやつは決まった時間に短時間で済ませる」ことを心がけましょう